今回の「レコード評議会」は、前の記事からの続き…
前の記事はこちら☟
B-SELSで購入したシングル盤のうちの1枚。
I Feel Fine(7" Single)
オーストラリア盤(1964年)モノラル
Parlophone / E.M.I. (Australia)
A8133
SideA:7XCE 18171 7AXPA840
SideB:7XCE 18172 7AXPA841
SideA:I Feel Fine
SideB:She's A Woman
アルバム「レット・イット・ビー」UK盤(2U)の購入を決めた後、シングル盤のコーナーを掘っていたら、「オーストラリア盤、独自カッティング、音圧が高く凄い音」とポップにある、この盤を見つけた。
独自カッティング、音圧が高い、これらのワードに誘われて、思わず手に取る。
「こちら試聴させていただいて良いですか?」とお願いすると、「どうぞどうぞ、聴いてください」。
さあ、どんな音がするのか?
I Feel Fine
冒頭、ベース(ボン)とギターのフィードバックの音(ウニョー)からして音がデカく、音圧が高い。
おおっ、と思っていると、ギターのリフが力強く響く。
そしてベースとドラムが入ってきたところで、思わず仰け反ってしまった。
ド迫力とはこのことか!と言うくらい、デカい音が飛び出してきた。音の圧力(要は音圧のこと)が半端ない。
ギターソロもギラっとした音で、前面に出てくる。
"I'm in love with her and I feel fine"とコーラスで歌われるところでは、ボーカルが押し寄せてくる感じだ。
She's A Woman
こちらの面も音の圧力が凄い。
ギターの裏打ちカッティングの力強さが半端ない。
ベースがブンブン鳴る。
リードギターのギラついた音が凄い。
マラカスの音がえらく主張している。
ボーカルも力強さが3倍増し。
こんなカッコいい曲だったか?
「凄い音ですね。思わず仰け反ってしまいましたよ」との私に対し、「オーストラリア盤の独自カッティングは、ものによって色々なんですよ。これは音圧が高いものですね」とご店主。
なるほど、そうなのか。
このド迫力の音、他ではなかなかないだろう。
「この盤、いただきます」
各国の独自カッティングはいくつか持っているが(ドイツ、オランダ、フランス、スペイン、ユーゴスラビア、インド)、オーストラリアは初めてだ。
いやはや、独自カッティングはこういうのがあるから面白い。
それにしても、ほんと色々な盤が置いてあるよなぁ、B-SELS…
(HPはこちら ☞ B-SELS ビーセルズ )
ということで、調子に乗って、シングル盤をさらにもう1枚購入するのだが、それについては、また次回に…
続きはこちら ☟