前回からの流れで、今回もJack DeJohnette(ジャック・ディジョネット)関連を採り上げようと思う。 Miles Davis(マイルス・デイヴィス)が1990年の自伝でJack DeJohnetteについてこう語っているところがある。 The sound of my music was changing as fast…
2025年10月26日、Jack DeJohnette(ジャック・ディジョネット)がニューヨーク州キングストンで心不全のため亡くなった。享年83歳。 ジャズ・ドラマーの巨匠であり、ピアニスト、コンポーザー、バンドリーダーでもある、ジャズ・ジャイアンツの一人だ。 ジャ…
ジャヴァンが続いている。 洗練されたブラジリアン・フュージョンの様なサウンドにブラジルな歌声が乗る。 聴けば聴くほど良いではないか、ジャヴァン。 …と気持ち良く聴きながらネットを見ていたら、こんな盤を見つけてしまった。 ということで、今回の「レ…
イヴァン・リンスの高崎ライヴに行って以降、ブラジル・モードになってしまっている。 そんな訳で、前回はジャヴァンの6thアルバム「Lilás:リラス(ライラックの祈り)」だったのだが、今回は何を採り上げようかと思っていたところに、こんな盤を中古レコ屋…
前回はライヴ・レポートを兼ねてイヴァン・リンスを採り上げた訳だが、そうなると今回もブラジルものにせざるを得ない。 ということで、今回の「レコード評議会」は… Djavan Lilás ブラジル盤(1984年) Discos CBS 138262 SideA:XSB2824 SIDE-A 138262 A P…
去る2025年9月14日(日)、高崎に行ってきた。 イヴァン・リンスのライヴがあったのだ。 80歳のアニヴァーサリー・ツアーということで、ブラジル各地を回り、その後来日されたのだ。 9月9日(水)から12日(金)は東京(Blue Note Tokyo)、13日は金沢(北國新聞…
これまで 「Hatful Of Hollow:帽子いっぱいの空虚」 「Meat Is Murder:食肉は殺人である」 「The Queen Is Dead:女王は死んだ」 と続けてきたザ・スミスだが、これで最後です。 (持っているレコードがこれで最後です。) ということで、今回の「レコード…
さて予告通り、ザ・スミスが続きます。 ということで、今回の「レコード評議会」は「女王は死んだ」という、イギリス(グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国)でこれは大丈夫なのか?というタイトルを冠するこのアルバムを議題に採り上げよう。 The…
前回ザ・スミスを採り上げてしまったので、続けざるを得ない。 ということで、今回の「レコード評議会」は「食肉は殺人である」「肉を食べるということは人殺しと同じだ」という過激なタイトルを冠するこのアルバムを議題に採り上げよう。 The Smiths Meat I…
すっかり80年代イギリスとなってしまったここ最近。 となると、避けて通れないのがこのバンド、ザ・スミス。 ということで、今回の「レコード評議会」は、正にモリッシーな表現とも言うべき「帽子いっぱいの空虚」「溢れんばかりの虚しさ」といった意味のタ…
今回の「レコード評議会」は、つい最近買ったこのアルバムを採り上げようと思う。 前回採り上げたスタイル・カウンシルの「カフェ・ブリュ」を聴くうちに、これは是非レコードで聴きたいと思い、今更ながら買ったアルバムである。 Everything But The Girl E…
前回の「レコード評議会」では、スタイル・カウンシルの2ndアルバム「アワ・フェイバリット・ショップ」を採り上げた。 ポール・ウェラーの趣味に適った様々なスタイルを取り入れつつ、趣味の良い洒落たサウンドを聴かせる、正に「スタイル評議会:The Style…
前回、前々回とブロウ・モンキーズを採り上げた。 そうなると、このグループを採り上げない訳にはいかない。 「レコード評議会」というブログ名の元ネタとなったとなったこのグループである。 The Style Council Our Favourite Shop UK盤(1985年) Polydor …
前回の「レコード評議会」では、ブロウ・モンキーズの2ndアルバム「アニマル・マジック」を採り上げた。 そんな訳で、「大学時代には3rdアルバムもよく聴いたよな」と思いつつ、偶々寄った中古レコ屋で「B」のコーナーを覗いてみると、ありました。 The Blow…
2回にわたってジャパン(および再結成のレイン・トゥリー・クロウ)というニュー・ウェイヴ系のグループを採り上げたので、すっかり気分が80年代になってしまった。 そこで今回の「レコード評議会」は… The Blow Monkeys Animal Magic UK盤 (EU盤)(1986年)…
前回の「レコード評議会」では、ジャパンの1981年アルバム「Tin Drum:錻力の太鼓」を採り上げた。 1982年に解散するジャパンの最後のスタジオ・アルバムである。 となると、この盤を持っている以上は採り上げない訳にはいかない。 Rain Tree Crow Rain Tree…
前回はデヴィッド・トーンの「Cloud About Mercury:クラウド・アバウト・マーキュリー」というアルバムを採り上げた。 ビル・ブルーフォードとトニー・レヴィンが参加していることから、今回の「レコード評議会」はディシプリン期のキング・クリムゾンにし…
「レコード評議会」なので、幅広いジャンルを採り上げなければ… と思いつつ、最近は特定のバンドに偏っていたと思う。 そこで、あまり有名で無いと言うか、一般的にはほとんど知られていないのではないか?という盤を採り上げてみたい。 David Torn Cloud Ab…
2025年6月11日、ブライアン・ウィルソンが82歳の生涯を閉じた。 追悼の意を込めてこのアルバムを採り上げる。 The Beach Boys Surf's Up US盤(1971年) Brother Records / Reprise Records RS 6453 SideA:RS-6453 31236-1 (Artisan Recorders logo) SideB…
前3回は「B-SELSで買ったレコード」シリーズ:シーズン12だった訳だが、その最終回で「リボルバー」スペイン・モノラル盤を採り上げた。 その流れで、今回の「レコード評議会」はこの2枚を採り上げようと思う。 1枚は… The Beatles Revolver UK盤(1966年)…
今回の「レコード評議会」も「B-SELSで買ったレコード」シリーズ:シーズン12ですが、最終回となります。 では、今回採り上げる盤は何なのか、と言いますと… B-SELSではいつも大音量でレコードがかかっている。 お客さんが試聴している時もあれば、ご店主が…
今回の「レコード評議会」も「B-SELSで買ったレコード」シリーズ:シーズン12となります。 前回はあまりにも長くなってしまったので、今回は軽いタッチで行こうと思います。 ということで、今回はこのシングル盤。 The Beatles The Long And Winding Road US…
「万国博覧会」に行ってきた。 但し、世間では「万国博覧会」は「大阪・関西万博」を指すのだろうが、私にとっては「ビートルズのレコード万国博覧会」ということで、B-SELS のことである。 世界各国のビートルズのレコードがずらりと並んだその様は正に「万…
前回の記事「ラバー・ソウル」UK・モノラル盤 マト5がB-SELSで紹介され、また過分な評価をいただきました。ご店主、ありがとうございます!恐縮です。 そして、またまたビートルズ学を深めるきっかけを与えていただき、感謝感謝です!大変勉強なりました(→…
今回も 魔窟から足抜けが出来ず… いや、 桃源郷に浸っていたいのか… ということで、今回の「レコード評議会」も… The Beatles Rubber Soul UK盤(1965年 / 1966年? )モノラル Parlophone PMC 1267 SideA:XEX 579-5 1 HP SideB:XEX 580-5 1 MM 「ラバー・…
前回で「B-SELSで買ったレコード」シリーズ:シーズン11は終了したのだが、いつも通りその余波が残っている。 B-SELSに行くということは、魔窟に足を踏み入れるということなので、なかなか足抜けが出来ないのだ。 ということで、今回の「レコード評議会」も…
前回に続き「B-SELSで買ったレコード」シリーズ:シーズン11。 東欧盤と南欧盤を買ったのだが、前回は東欧盤を採り上げた。 その東欧盤とはチェコスロバキア盤、これが素晴らしく良い音であった。 で、残る南欧盤はというと、スペイン盤である。 ということ…
今回の「レコード評議会」は前回予告の通り「B-SELSで買ったレコード」シリーズ:シーズン11。 そう、またB-SELSに行ってきた。 前回は3月だったので、1ヶ月ぶりである。 東京在住で気軽に行けないのだが、偶々仕事で関西出張が入ったので、これは行かない手…
前回で「B-SELSで買ったレコード」シリーズ:シーズン10は終了したのだが、余波が残っている。 ビートルズを採り上げると、そっちの世界からなかなか帰って来れなくなるのは、いつものことである。 ということで、今回の「レコード評議会」は前回の流れから…
「レコード評議会」がお送りする「B-SELSで買ったレコード」シリーズ:シーズン10も今回で最終回になります。 これまでの盤はUSキャピトル盤LPやフランス盤EPということで、UK盤とは違った音を楽しめたり、新たな発見もあったりで、これはこれでとても気に入…