今回の「レコード評議会」は「B-SELSで買ったレコード」シリーズの続き。
2枚まとめて採り上げよう。
1枚目はこの盤 ☟
Strawberry Fields Forever / Penny Lane
スペイン盤(1967年)モノラル
Odeon / EMI
DSOL 66.077
7XCE 18415 I
7XCE 18416 ♢M
2枚目はこの盤 ☟
Strawberry Fields Forever / Penny Lane
フランス盤(1967年)モノラル
Odeon / EMI
MEO 134
× II 7TCE 10011 21 M3 252024
7TCE 10012 21 M3 252025
またしてもストロベリーを買ってしまった。
前回訪問時は3枚だったが、今回は2枚。
前回訪問時に3枚買った記事はこちら☟
ご店主「おぉ、またストロベリーですか」
私「この前とは別の国のストロベリーが新しく出品されていたので、これは!と思いまして」
ということで、"Strawberry Fields Forever"の面を試聴させていただいた。
スペイン盤
私「良い意味でドライと言うか、乾いた感じですね。響きが良いです」
ご店主「スペインも結構良い音なんですよね」
家に帰ってから聴いたところ、中低音域の響きも豊かだ。
メロトロンによるフルートが膨らむように響いてくる。ジョンの声より前に来ている。
チェロが底で響くように鳴っている。
フランス盤
私「音がすっきりしている感じがしますね。これも良いですよ …えっ⁇!」
曲がフェードアウトしたと思ったら、エッジの効いたギター・リフが鳴り出した。
私「え?あれ?これ、EP盤ですか?」
ご店主「そうなんです。しかも収録曲がこれですよ(笑)」
ご店主「"And Your Bird Can Sing"と"I'm Only Sleeping"というリボルバーの曲との組み合わせなんですよ」
私「曲調、色合いが全然違いますよね(笑)」
私「それにしても、このフランス盤にしろスペイン盤にしろジャケットも一昔前の写真だし、レコード会社がビートルズの変化に追い付いていないのが面白いですね」
ご店主「ストロベリーの時期は4人ともヒゲを付けていますからね(笑)」
ということで、"Strawberry Fields Forever"をお店で聴き比べさせていただいたのだが、2枚とも独自カッティング。乾いた音&中低音域が豊かなスペイン盤、すっきりした音像&不思議な選曲のフランス盤、とそれぞれ特徴のある音で面白い。
色々な音楽を聴いているが(←ただの雑食だが)、こんなにも聴き比べを楽しめるのはビートルズだけだ。
そしてお店でビートルズの聴き比べができるなんて(しかも大音量で)、B-SELSはやっぱりビートルズ・ファンにとってのテーマパーク、ワンダーランド、パラダイスだ。
同時に、中毒性が高く、一度ハマると抜け出せない「沼」でもあるので、一応注意しておきます。まあ、沼に落ちる心地良さに抗うことは難しいでしょうが(笑)。
(おまけ)
ついでに、最近こんな盤も手に入れた。
ストロベリー・フィールズ・フォレバー
ペニー・レイン
日本盤(1967年)モノラル
Odeon / 東芝音楽工業
OR-1685
7XCE-18415 1S 4 〄 7C
7XCE-18416 1S 19 〄
赤盤と呼ばれる日本盤だ。
ジョンの声に焦点が当たっており、ボーカルがすっきりと良く聴こえる。
フルートがジョンの前で鳴っているようなスペイン盤とは全然違う音像だ。
これはこれで、かなり気に入っている。
但し、ジャケットは一昔前の写真。
日本でもレコード会社はビートルズの変化に追い付けていなかったということか…
それと、🍓のマークが入っているのが笑える。
…いつの間にか、ストロベリーが11枚になっていた。