レコード評議会

お気に入りのレコードについてのあれこれ

Gone Troppo / George Harrison【US盤(QUIEX Ⅱ)】

今回の「レコード評議会」も「B-SELSで買ったレコード」シリーズの続き。

 

LP2枚、EP1枚、シングル1枚の購入を決めて、今回はこれにて終了かな?と思いつつ、どうにも気になるレコードがあった。

前回訪問時にレコード棚に置かれていたものなのだが、まだあるのだろうか?

 

恐る恐る(?)その棚を掘ってみると、あった…

 

 

George Harrison

Gone Troppo

US盤 (QUIEX II Limited Edition Pressing)(1982年)

Dark Horse Records

1-23734

Side1:α B-17210-Re2-SH2  1-23734-RE2-A  SH2 △2628  X  SLM  SM#2  4967 A  #3

Side2:B-17211-Re2-SH1 △2628-X  X  SLM  4967  SM#1  #2  1-23734-RE2-B  SH1


f:id:Custerdome:20231202204241j:image

f:id:Custerdome:20231202204233j:image

f:id:Custerdome:20231203201111j:image

f:id:Custerdome:20231203201114j:image

f:id:Custerdome:20231203201133j:image

f:id:Custerdome:20231203201136j:image

Side1 

 1. Wake Up My Love

 2. That's The Way It Goes

 3. I Really Love You

 4. Greece

 5. Gone Troppo

Side2 

 1. Mystical One

 2. Unknown Delight

 3. Baby Don't Run Away

 4. Dream Away

 5. Circles

 

ジョージ・ハリスンの「ゴーン・トロッポ」。

 

ジョージでおすすめ、と以前にB-SELSのご店主から教えていただいたアルバムで、その後US盤を買った。

こちらの記事でも採り上げている。

 

ジョージらしさに溢れた曲が数多く収められている素晴らしいアルバムだ。

 

そんな「ゴーン・トロッポ」だが、B-SELSの棚にあったレコードは、通常盤では無い。

"QUIEX II 盤"だ。

 

QUIEX II 盤とは何か?

1980年代前半にWEA傘下のレーベル(Warner, Elektra, Atlantic)のプロモ盤(ラジオ局向けのプロモーション用レコード)などで用いられた、不純物を含まないピュア・ビニール(ヴァージン・ヴァイバル)で作られたレコードのこと。

ピュア・ビニールで作られたプロモ盤ということで、高音質と言われている。

 

f:id:Custerdome:20231204204422j:image


f:id:Custerdome:20231204225952j:image

f:id:Custerdome:20231204225956j:image

ジャケットには"QUIEX II Limited Edition Pressing"とのシールが貼ってあり、"Lent for promotional use only"とのスタンプが押してある。

 

QUIEX II 盤、そんなに高音質なのか?

 

プレス時期が早いプロモ盤は音が新鮮だと言うのは分かる。そして材質の違いが音に影響することも間違いなくある。

だが、どれほどのものなのか?高音質と謳うほど、そんなに違うものなのか?

 

ということで、「ゴーン・トロッポ」のQUIEX II 盤、どうにも気になっていたのだ。

 

私「ご店主のおすすめ、ということで聴いてみたんですけど、このアルバムは良いですよね。ブログにも書きましたが、ホントお気に入りになりました」

ご店主「それは良かったです。ありがとうございます」

私「ジョージらしさに溢れたホント良いアルバムです。ところでこれってやっぱり良い音なんですかね。聴いてみていいですか?」

ご店主「どうぞどうぞ聴いてみてください」

 

スピーカーから流れてくる音に耳を凝らす。そして確信した。

「マジか、こいつはスゴイ良い音だ」と。

 

私「これはスゴイ良い音ですね。音がとても綺麗ですよ」

ご店主「音が澄んでいますよね」

私「音が澄んでいる… ホントですね。これは驚きました」

 

通常のUS盤でも充分に満足できる音なのだが、QUIEX II 盤は雑味が全く無く、ご店主の言われた通り、音が澄んでいて、とても綺麗なのだ。

 

特にジョージのスライド・ギター、ボーカルやコーラスにそれを感じる。

また無音部分にも澄んだ空気を感じる。

 

私「ホントに澄んだ音で、綺麗な音です。いやはや吃驚しました」

 

f:id:Custerdome:20231207233902j:image

 

ご店主に教えていただいたのだが、アメリカでは80年代になる頃からレコードの材質であるビニールには再利用されたものが使われるようになったのだと言う。このため不純物が混ざるようになり、音にも影響を及ぼすようになったらしい。

そんな中でピュア・ビニールで作られたのがQUIEX II 盤。そういうことなのか…

 

家に帰ってから、通常のUS盤QUIEX II 盤とを聴き比べてみたが、やっぱりQUIEX II 盤の方が音が澄んでいる。

繰り返して言うが、通常のUS盤の音も決して悪くない。と言うか普通に良い音だ。

だが、QUIEX II 盤はそのワンランク上、いやツーランク上の音なのだ。

 

うーむ、これはホントに驚きだ。

材質の良し悪しが、ここまで音に影響を及ぼすのか…

私の知らない世界が、知らない音がまだまだある… 

 

ご店主、また一つ勉強になりました。

ありがとうございました。

 

 

B-SELSは、素晴らしいレコードに出会えて、楽しい時間を過ごせる、ビートルズ・ファンにとってのテーマパークワンダーランドパラダイスだ、と何度も言ってきたが、今回の訪問でこんなことも思った。

 

B-SELSは、私にとって学びの場でもあるのだな、と。

行く度に、いつも新しい発見がある。

 へぇ、こんなレコードがあるのか

 あれ、こんな音が入っていたのか

 えっ、こんなスゴイ音がするのか

 うーむ、こんな良い曲だったのか

 なるほど、こんな背景だったのか

 

まあ、はっきり言って、その発見や情報が社会生活の中で役に立つことは一切無い。

だが、「役に立たないこと」「無用なこと」だからこそ、楽しく、面白いのだ。それこそが、人生を豊かにするものなのだ(←趣味に走った者の言い訳、正当化ですが)

 

以前にご店主が「ずっと前からビートルズを聴いているけど、今でも聴く度に新しい発見があるんですよ」と仰っていたが、その境地が少しだけ分かってきた気がする。

 

またB-SELS学びに行くべし。

 


f:id:Custerdome:20231207235508j:image

f:id:Custerdome:20231207235519j:image

f:id:Custerdome:20231207235515j:image

f:id:Custerdome:20231207235512j:image

B-SELS ビーセルズ

 

しかし、こういうのを「」にハマる、と言うのだろうな…

 

 

ということで、これにて「B-SELSで買ったレコード」シリーズはこれにて一旦終了。

再開は次回B-SELSに行った時になります。

 

では、また…

 

 

 

(追記)

B-SELSの日記に、訪問した日の様子が紹介されました。

 B-SELS 2023年12月7日の日記

 

ホント楽しい時間だった。

ご店主、ありがとうございます。

また勉強させていただきます。